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弁護士が教える! 毒親が抱えるお金の問題に巻き込まれないためにどうすべきか

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2019年09月06日
  • 借金問題
  • 毒親
  • お金
弁護士が教える! 毒親が抱えるお金の問題に巻き込まれないためにどうすべきか

新潟市では、「人権相談」として家庭観親族間などの相談を受け付けています。親だからといって、盲目的に敬い、従わなければならないということは一切ありません。場合によっては、親を養うことは当然として、過剰に金銭をせびったり、自らの借金を子どもに押し付けようとしたりする親もいるでしょう。

そのような、いわゆる「毒親」を親に持ってしまったら、1日も早く親子の縁を切り、新しい人生をスタートさせたいと思うことは、当然のことではないでしょうか。本コラムでは、主に親が抱えるお金の問題を子どもであるあなたが押し付けられないようにするためにできることについて、新潟オフィスの弁護士が解説します。

1、毒親とは?

ここでは、一般的にいわれる「毒親」とは何かについて解説します。

  1. (1)毒親はどこから生まれた言葉?

    「毒親」とは、一般的に子どもに悪影響をおよぼす行為をする親を指します。法律用語や医療用語などの学術用語ではありません。

    毒親という言葉は、昔から使われていたわけではありません。もちろん、毒親に該当する親は昔からいたと考えられます。しかし、国内で毒親という言葉や概念が一般的になっていくのは、平成元年以降のことです。アメリカのセラピスト、スーザンフォワードの著作『Toxic Parents, Overcoming Their Hurtful Legacy and Reclaiming Your Life』の日本語訳名『毒になる親 一生苦しむ子供』から、「毒になる親」「毒親」と通称されるようになりました。

  2. (2)毒親とはどのような親のことか

    「毒親」の定義は、はっきり決まっているわけではありません。スーザンフォワードの著作では、「子どもの人生を支配し、害悪をおよぼす親」を指していたようです。しかし現状、日本において毒親といえば、次のような親を指すケースが多いようです。

    •子どもに対して虐待や暴力などの肉体的な危害を加える親
    •常に否定、批判をし続けるなど、精神的なダメージを負わせる親
    •過干渉など、精神的にコントロールをしようとする親
    •育児放棄などネグレクトをする親
    •金銭トラブルに子どもを巻き込み、経済的な不利益をもたらす親

    一般的な傾向として、自身が毒親であるという認識がないケースが多いようです。また毒親に育てられた子どもは、親がそのようにふるまうことは当然と考え、自らの子どもにも同じ行動をする可能性が高いことが指摘されています。

2、子どもは必ず親にお金を渡す必要があるのか?

親にお金を求められたら、子どもは請求に応じなければならないのでしょうか。答えはYESでもあり、NOでもあります。まずは、扶養義務と扶養の範囲を法律的な観点を解説します。

  1. (1)扶養する義務はある

    民法第877条では、「直系血族及び兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」という規定を設けています。直系血族とは、あなた自身からみて父親や母親、さらにそれぞれの祖父母と、直接縦の関係で血筋がある関係者を指します。また、自分からみて子どもや孫など、直接下に対して縦の関係がある血筋も対象です。他方、兄弟姉妹は、自分からみて兄や弟、姉や妹などの兄弟筋のことをいいます。

    このように、自分を中心とした直系血族や兄弟姉妹については、互いに扶養することが法律として義務化されています。したがって、「あなたの親が経済的に自立できないのであれば、あなたは扶養しなければならない」といえるでしょう。

  2. (2)扶養の範囲を超えたお金を渡す必要性

    それでは、どの範囲まで金銭的および実務的な負担を担わなければならないのでしょうか。実のところ、扶養を義務化している民法では、その範囲についてまで特定していません。なぜなら、扶養できる範囲というのは人により異なり、個別の事情があるからです。

    ただし、一般的に「自分にふさわしい程度の生活を維持した上でなお余裕がある場合に最低限の生活を維持させる義務」(生活扶助義務)で足りると考えられています。扶養の内容は金銭によるものが原則となりますが、扶養する人の経済状況も個別のケースによって異なります。

    したがって、特に子どもが親を扶養する場合では、本人の余力に応じて扶養すればよいということになります。もしも親から、あなたが対応できる以上の請求がされたとしても、お金を渡す必要はないといえるでしょう。

3、毒親と縁を切る方法はある?

子どもに迷惑をかける毒親でも、法律上、完全に縁を切ることは非常に難しいと考えられます。現状考えうる、一切の縁を切り完全な他人となる方法は、生みの親との法的な関係を解消する特別養子縁組制度しかありません。しかし、特別養子縁組を成立させるためには、大前提としてあなた自身が6歳未満である必要があります。つまり、現時点では、完全に縁を切る方法はないといえるでしょう。

それでも、精神的肉体的、および金銭な負担を強いる親に求められるがまま対応し続けていると、あなた自身の経済生活はもちろん、人間関係にも悪影響をおよぼす可能性があります。早期に縁を切りたいと望むことは当然のことです。

そこで本項では、親と縁を切る方法を、本人が未成年の場合と成年者の場合に分けて解説します。

  1. (1)あなたが成人している場合

    あなたが成年者であれば、本人の意思により、親と別のところに住み、連絡をとらないなどの物理的な距離を保つことができます。また、あなた自身で新たな戸籍を作成したり、親の戸籍から外れたりすることも可能です。ただし、戸籍から外れても法律上は親子のままであり、相続関係や扶養義務がなくなるわけではありません。

    逆上して押しかけてくるなどの危険性があり、現在の居住地を知られたくない場合は、「住民票」や「戸籍の付票」の閲覧制限を検討してください。なぜなら、あなたがひそかに引っ越ししたとしても、親であれば容易に子どもの居住地を知ることができるためです。

    ただし、簡単に閲覧制限をかけてもらえるわけではありません。基本的には、今後想定される被害の規模や命にかかわるかどうかなどによって判断されることになるでしょう。閲覧制限の手続きについては、お住まいの市区町村の役所に問い合わせてください。

  2. (2)未成年の場合

    本人が未成年の場合は、子ども本人や親族らが、家庭裁判所で親権喪失の審判または、親権停止の審判手続きをすることができます。

    親権喪失の審判は、父親や母親から子どもに対して虐待や悪意の遺棄があり、親権行使が不適切とされるときに認められます。親権停止の審判は、父親や母親の親権行使が困難であり、そのことが原因で子どもの利益を害するとされるときに認められます。

    ただし、これらの適用はなかなか難しいのが現状です。上記の手続きだけでなく、親からの虐待や暴力など、緊急性を要するケースもあります。そのような場合は、児童相談所や行政の窓口に行き、第三者の力で親との距離を強制的にとるなどの判断が必要です。

4、毒親とお金の問題で注意すべきポイント

「子どもだから親の借金を背負うべき」などと強要されている方も少なくないのではないでしょうか。しかし、前述のとおり、親だからといって借金を肩代わりする必要はありません。お金の問題で、特に気をつけるべき点を解説します。

  1. (1)親の保証人は引き受けない

    親との関係性のなかで特に重要なのは、保証人にならないことです。もしも借金の保証人や連帯保証人になっていたら、親の借金をあなたが肩代わりして返済していかなくてはなりません。

    経済的余裕があるなら問題はありませんが、そうでない場合は、自分や自分の家族の生活費に加えて、親の借金を返していかなくてはならないのは非常に負担が大きくなります。親から保証人を頼まれても安請け合いはせず、はっきりと断りましょう。頼まれないように距離を置くこともひとつの手です。すでに背負わされていて生活が苦しいときは、債務整理を検討してください。弁護士に相談することをおすすめします。

  2. (2)親が亡くなった際に気をつけること

    親が亡くなると子どもは相続人になり、親の財産を引き継ぐことができます。しかし、財産にはプラスのものばかりでなく、マイナスの財産、つまり借金なども含まれます。相続をする場合は、被相続人である親の財産調査を正確に行う必要があります。隠れた負債や借金が後から見つかって困ることのないよう、漏れのないように行いましょう。

    また、相続放棄をすればプラスの財産もマイナスの財産もすべて受け取らないで済みます。被相続人のすべての財産や権利義務を放棄することができます。生前から準備することはできませんが、親と縁を切りたいと考えているのであれば検討してもよいでしょう。

5、まとめ

毒親の対処方法は簡単なものではありません。親子の縁は簡単に切れるものではなく、戸籍から関係を抜くとしても扶養義務を免れるわけではないためです。だからといって、実害をおよぼす可能性が高い肉親といつまでも密接な関係を継続することは、あなた自身の人生において、大きな妨げになる可能性は否定できず、危険な状態といえるでしょう。

もしも親の問題で悩んでいたら、一度弁護士へ相談することも検討してみてください。弁護士に依頼することで直接親とやり取りすることなく、関係性を遮断できる可能性があります。特にお金の問題や土地建物、雇用などの契約関係の問題がはらんでいるケースであれば、効果的な対応をとれることがあります。

毒親による借金問題でお悩みの方は、ベリーベスト法律事務所 新潟オフィスへご相談ください。新潟オフィスの弁護士が、過剰にかかっている負担を軽減できる方法を一緒に考え、よりよい状況へ導きます。

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